競合他社との差別化で優良顧客を集客できる仕組みを構築

広告の背景で違うお客様の受け取り方

総武線の車内で
目に飛び込んできた広告

高い山は
のぼるなら
夏がいい

バックは白地。

この言葉と湘南予備校のロゴだけが目立つ。

この車内広告が伝えたいのは、

良い大学に合格したければ、
夏こそ頑張るんだよ

当たり前の日常会話だけど、
予備校の広告だということが
目立つロゴマークから無意識にわかる。

そうすると、
お客様の頭の中で、

良い大学に合格したければ、
夏こそ頑張らないと・・・だよね。

と変換されて、
心の中にストンと入ってくる。

背景は何もない。

そこが良い。

だからこそ、
観る人の脳で反発が起きず、
当然のこととして

良い大学に合格したければ、
夏こそ頑張らないと・・・だよね。

となる。

背景つけて申し込みが減る

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この
高い山は
のぼるなら
夏がいい

の背景に山が映っていたら、
観る人の頭には、

・夏休みぐらい遊びたい

・夏休みは山登りに最適

・田舎の山はどうなっているのかなぁ

など、他のことが浮かぶ。

だから、背景がない分、
この広告はすごく上手い。

この上手い広告が
ホームページで、
どう活かされているか観たくて
城南予備校のホームページを観た。

城南予備校HP

こっちは、合格を予見させる背景がついていた。

ホームページまで観に来たお客様だから、
これでも良いのだが、
これは直接的過ぎて
反発が起きる可能性がある。

反発が起これば、
お客様からの申し込みは、
その分下がる。

背景はお客様の無意識に訴える

私なら、背景は
優勝旗か、どこかの有名大学の
校章旗に似た旗が舞っている写真にする。

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ここでは違う写真を使っているが、
もっと重厚な生地を使った
優勝した時にもらう旗か、
有名大学の校章旗に似ている旗だ。

太陽の日差しが
旗の後ろできらめいていたら最高だろう。

校章旗の背景だと

高い山は
のぼるなら
夏がいい

を観た人の頭の中に

夏こそ、
良い大学に入るために
頑張る時だ

という決意を伴った
思い込みが作れただろう。

そうしたら、両親からも
「あなた、夏こそ頑張るわよね!」
本人も
「夏こそ、頑張らねば」

今より、申し込みが増えたと思う。

たかが・・・ではない

たかが背景だけど、
されど背景。

いや、それどころか、
背景ひとつで
申し込み人数は大きく違ってしまう。

人間の心の動きは面白い。
そうして、
それを使って集客するのは
もっともっと面白いので、
私の感覚も、より研ぎ澄まして行こうと思う。

まとめ

背景はお客様の無意識に訴えるので、
そこまで考えてつけましょう。

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