競合他社との差別化で優良顧客を集客できる仕組みを構築

あのニオイをチョコレートの香りに!?

あのニオイが・・・

今回のブログには、グロテスクな内容が含まれます。ご注意くださいませ
絶対にお食事中には読まないほうが良いです。

ある衝撃的なニュースが発表されました

紡績大手のシキボウ、香料研究の山本香料株式会社、他2社の計4社が協力して、バキュームカーから出るウ〇コの臭いを甘いチョコレートの香りに変える共同技術を開発したというのです。(2016年9月29日 朝日新聞)

化学的にはおかしくないけど・・・。
なんという余計なことを!

チョコレートの売れ行きに暗雲が立ち込める状況にならないことを祈るばかりです。

草食動物のウンコにはバニラの香りの成分が含まれる

もともと草食動物のウ〇コには、バニラの香りの元が含まれています。
2007年には日本人女性・山本麻由さんが、牛糞からバニラの香り成分「バニリン」の抽出に成功したとして、裏ノーベル賞とも言われるイグ・ノーベル賞を受賞しています。
(ちなみに、その牛糞から抽出したバニリンを使って作ったアイスクリームが、イグ・ノーベル賞審査員たちにふるまわれたとか…)

牛のウンコからバニラの香り抽出で、日本人女性がイグ・ノーベル賞獲得

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チョコレートを作る時には、香料としてバニラのフレーバーが使われます。

そう、だからバキュームカーのウ〇コ臭がチョコレートの香りになることは、化学的にみれば別に不思議ではないのです。
どうしても余計なこととしか思えません。

それに、いくらバキュームカーをチョコの香りにしたって、作業中はウ〇コ臭をゼロにはできないんでしょうし、混ざって最悪な事態になりそうです。
想像しただけでウッ・・・・。

ウンコとチョコレートの連想はマーケティング的に吉か凶か

私たちは、チョコレートの香りから甘くて美味しいチョコケーキやアイスやココアを連想します。
とっても幸せな香りです。

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しかし、その連想ラインナップにバキュームカーが入ってきたら・・・。

ケーキやアイスやココアなんて吹っ飛ぶ強烈さ!!

チョコレートの香りをかぐと、ウ〇コを連想するようになってしまう恐れが強すぎます。

また、女性は無香料より香り付きの化粧品のほうが幸福感を感じられて好きです。
だから、女性の化粧品にもチョコレートやバニラの香りが使用されているものがたくさんあります。
この顔につける化粧品がバキュームカーの香りと同じだとしたら、きっと誰も使いません。

ベビー用品もバニラの香りの物が多くありますが、これがウ〇コ臭と認識されたら、その商品は撤退するしかないでしょう。

ですので、バキュームカーから出るウ〇コの臭いを甘いチョコレートの香りに変ったら、チョコレートやバニラの香りを使った商品を販売している全ての業界に恐ろしい痛手を与えるでしょう。

無意識な連想が私たちの行動を決める

私たちは、無意識に連想する様々な要素で行動を決めています。

悪いものに、良いものの要素を加えれば、単純に悪いものが良くなるというわけではありません。
人の心は、化学のように割り切れないのです。

私の知人は桂花陳酒が大好きだったのに、トイレの芳香剤にキンモクセイの香りブームが起こり、それ以来、桂花陳酒が「トイレの香りのお酒」に脳内変換されて、あんまり好きじゃなくなったそうです。かわいそうに・・・(泣)。

だから、バキュームカーのチョコレートの香り化計画は、本当にやめてもらいたいです。

まとめ

連想させるものに、他の要素が入ると、集客数も販売数も皆変わってしまいます。
単純に悪いものを良いものにすれば良いわけではありません。
連想させるものに気を使いましょう。

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