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無印良品の経営危機に学ぶ『経営者こと初心を忘れてはいけない理由』

あなたのビジネスは、今好調ですか?
それとも不調ですか?

よく昔から、調子が良いときほど
気を引き締めなければならないと言われています。

それは何故かというと、今好調なのは、
今より前に仕込んだ仕掛けによるもので、
決して今の商品・サービスのおかげではないからです。

成長への慢心は、業績の悪化を招きます。

今は業績が好調な無印良品でさえ、
慢心して経営危機に直面したことがあります。

そうならないために、
できることは何か考えました。

無印良品も経営危機の過去がある

あなたは『無印良品』を知っていますか?

無印良品と言えば、綿を基調とした
ナチュラルテイストな商品を豊富に揃え
衣類や雑貨、家具や食品までも扱うお店です。

そんな無印良品も、
2001年から2003年にかけて
業績が悪化し、
経営危機だったことがあるのです。

実際の数字としては
2001年 営業利益 前年同期比 -13.8%
2002年 営業利益 前年同月比 -52.4%
2003年 売上高 前年比 -4%
という大幅な減益になってしまっていました。

業績悪化の理由としては
成長への慢心や、
経営戦略の間違いなどが挙げられます。

無印良品は、
その後、業績の回復のため、
店舗の縮小や閉鎖、人材育成など
さまざまな策を講じます。

その結果、業績はV字回復しました。

何がV字回復の要因になったかというと
商品力の回復でした。

お客様の求める価値

結局、経営危機の一番の理由は、
消費者が求めている
価値のある商品を
提供できていなかったことにありました。

そこで無印良品は、
消費者起点で商品を開発できるよう
『ものづくりコミュニティー』という
消費者が参加できる商品開発プロジェクトを発足し
利用者の意見をもらいながら
協働して商品を開発しだしたのです。

結果、業績が回復し、
経営危機を免れました。

初心忘れるべからず

好調の流れに任せて事業を拡げても
初心を忘れてはいけません。

好調のときは何をしても
上手くいくような気持になり、
足元をおろそかにしてしまいがちです。

最近業績が低迷しているのであれば、
それは初心を忘れ、
顧客視点でなくなっているのかもしれません。

まとめ

自動車会社フォード・モーターの創設者である
ヘンリー・フォードはこう言っています。

成功に秘訣というものがあれば、
それは他人の立場を理解し、
自分の立場からも
物事を見られる能力である

あなたの商品やサービスは、
的確にお客様の心をとらえていますか?

あなたが今のビジネスを始めた時のことを
思い出してください。

そうして、
お客様が何を求めているのか知ってください。

そこに、
お客様の心をとらえていたものがあり、
業績回復の答えがあります。

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