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大企業と同じ固いプロフィールを書いていませんか?
個人客相手の会社の場合、社長のプロフィールは大変重要です。
先日、ある太陽光パネルを販売しているA社に呼ばれました。
そうしてホームページの相談を受けました。
A社は、実績もあり良心的な販売をしている優秀な会社です。
個人向けにわかりやすい説明がなされていて、
「さすが地域で選ばれるだけあるなぁ」
とホームページを観て思いました。
しかし、社長のプロフィールがどう見ても大企業相手のプロフィールなのです。
どんなプロフィールがか知りたい人は、大同特殊鋼や安川電気などの名前を検索して代表メッセージを観てください。
会社から会社に売り込んでいるBtoB企業の場合は、社長のプロフィール等は簡単でも何の問題もありません。
経歴の紹介だけのほうが良い場合もあるぐらいです。
ところがこれが個人に商品やサービスを売っているBtoC企業となると、社長のプロフィールの重要性は見逃せないほど大きくなります。
まして中小企業で地域密着の商売をしていたら、プロフィールを上手く使わないと集客に影響します。
それなのに、A社の社長プロフィールの文章は出身校などの経歴と資格のみと固すぎるのです。
地域で選ばれている会社なのですから、このプロフィールがもっと一般客向けだったら、さらに売上アップできるのに・・・・本当にもったいないと感じました。
一般客向けで女性が観るということを意識しましょう
たしかに太陽光発電は高額な買い物です。
しかしお客様は一般庶民です。
しかも住宅関係ですから女性が最初に観ます。
ですので、資料請求や相談に来ていただくための社長のプロフィールには、
一般の女性客が
・この会社の社長なら付き合いたい
・この会社の社長の考え方が好き
・この会社の社長に会ってみたい
・この会社の社長さんなら安心できる
と思ってもらうためのプロフィールでなければいけません。
年代順に出身校または前職の勤務先などを書くのが悪いと言うわけではありませんが、それよりは共感を持ってもらえる内容を書く方が数倍集客できます。
女性客はホームページの社長プロフィールで、
・この会社の社長なら付き合いたい
・この会社の社長の考え方が好き
・この会社の社長に会ってみたい
・この会社の社長さんなら安心できる
と思わせないと、いくらブログなどで情報発信しても無駄になるのです。
なぜなら、女性は会社も人として観ていますのでTOPである社長がイヤな奴だと感じると購入先のリストに入れないからです。
一般客が共感できない趣味は書かないこと
さて、A社の社長さんに「共感されることが重要」というアドバイスをしたところ、
釣りが趣味だと言うので、
「釣りの話をプロフィールに書いてください」
とお願いして帰宅した私のもとに、翌日、とんでもないメールが来ました。
それは、
「実は1番の趣味は
自分の所有しているヨットでのクルージングなので
その内容を書いても良いですか?」
というもの。
「あれれ?
昨日、共感されるプロフィールって言ったのに~!!」
と思った私は速攻で電話しました。
そうして
「社長、その話は絶対に出さないでください。
釣りなら共感できても、
自己所有のヨットでクルージングは共感されません。
下手すると
”私たちから暴利を取っているんじゃないか?”
と思われますよ」
と言いました。
太陽光発電でBtoBなら、クルーザーが趣味と言っても問題はありません。
しかし、BtoCだと”暴利を取っている”と思われる恐れが強くなります。
なお、趣味の話も、女性向けなら家族や友人と楽しんでいると書くと反応が良くなり、男性向けなら家族の話は書かないで、誰か高名な師匠について研鑽に努めていると書くと反応が良くなります。
一般客が共感できる内容を書く
太陽光発電は高額商品です。
高額販売すぎて一般庶民には価格の内訳が理解できません。
そこに自己所有のクルーザーなんて話をしたら、暴利をむさぼっていると思われます。
だから絶対にNGです。
他にも、高学歴自慢を書き連ねたり、競合他社の悪口と捉えられかねない内容など「一般客が共感できない内容を書いてしまう」という失敗をしでかす社長さんは大変多くいらっしゃいます。
個人客向けの社長のプロフィールは、
「顧客に共感をしていただき、あなたの会社に資料請求や連絡をいただくため」
ということを忘れないで下さい。
社長のプロフィールはターゲット客によって違います
なお、ターゲット客が、会社なのか・個人なのか・男性なのか・女性なのかでプロフィールの書き方は違います。
ホームページの役割とターゲット客によって、プロフィールの書き方が違うことは覚えておいてくださいね。
そうして、バンバン成約率の高いお客様を集客して、楽な経営をしてください。
A社の社長には「たくさん稼いだら、家族や従業員とクルーザーでこっそり遊んでください」「もしクルーザー所有がバレたら・・・その時は、また相談してください」と言いました。
顧客心理を誘導するノウハウはたくさんあるのでバレたらバレたで対応しますからね(笑)。
まとめ
BtoCの商品サービスの社長紹介は、共感を狙って書いてください。