地元民ご用達スーパーの驚きの安さ
先日、高校時代のクラブのOB会で奥多摩を訪れました。
その買出しの際に、同期のK君が「野菜はここ!」と言い張るので、彼の地元のスーパーマーケットに立ち寄りました。
多摩センター駅に近い「千歳屋」の口コミ
そのスーパーは、近くに住みたいと思う程、どの商品も安く、食材はとても新鮮でした。
ランチ用のピザは3枚買っても1000円以内!
インターネット上での口コミも好意的なものが集まっているようです。
グローバル化に負けない地元企業
どんなに社会の情報化・グローバル化が進んでも、地元に根差した企業には強さがあります。
地元のニーズに合致した商品を揃え、本当に必要なサービスを提供することができます。
長い営業実績により、優れた供給業者との関係性も構築され、最適な価格での商品提供が可能になります。
現地の生活者に愛され、固定客を獲得することができます。
2006年のベストセラーである「フラット化する世界」は、グローバル化の文脈で語られることが多くありますが、地域密着についても言及しています。
その中で、地元に密着して錨を下ろしている人々は、グローバル化した社会でも生き抜くことができる「無敵の民」と呼ばれています。
理髪師、シェフ、マッサージ師、修理工、ベビーシッター、庭師などが、その例として挙げられています。
地域に密着していれば、弁護士や行政書士のような高度な仕事も、システムエンジニアのような専門的な仕事も「無敵の民」に含まれます。
さらに、清掃員のような簡単な仕事であっても、地元と強い絆を築くことで生き残っていくことができます。
スーパーも「無敵の民」の一例
前述のスーパーも「無敵の民」の一例と言えるでしょう。
地元のスーパーは、大手のチェーン店はもちろん、インターネットを使った通信販売とも競争しなければなりません。
地元に錨を下ろしているスーパーは、他の競争相手がいても、
「あのスーパーで買いたい!」
と思わせる価値があるから存続できるのです。
地元で愛されるスーパーは生き残る
イトーヨーカドー・マルエツ・まいばすけっと等の大手の系列スーパーは経営が効率的で、サービスも定型化されています。
地元のスーパーが優れたチェーン店と競争するのは容易ではありません。
大手スーパーの出店により撤退を余儀なくされたスーパーの例は数限りなくあるでしょう。
しかし、地元に愛されるスーパーが日本の様々な地域で生き残っているのも確かです。
スーパーに限らず、大手との競争や社会の変化に対応し、生き残りを図らなければならないのは、どの業態でも同様です。
だからこそ、地元に愛されるスーパーを見ると、私たち中小企業の経営者としては、なんだか励まされる思いがします。
そうして、商売人としては、奥多摩でトラックで行商していたおじさんに、さらに励まされました!
そういえば、私の地元で一世を風靡した「いなげや」も元はリヤカーを押しての行商から大きくなりました。
だから、専門特化・グローバル対応の他にも地域密着商売で「無敵の民」になるという会社経営もありです。
あなたの会社も無敵の民になりませんか?
まとめ
目指せ!大企業にも負けない、無敵の民になれ!