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お客様が商品を買わない理由は選択肢が多いから

お客様が商品を買わない理由は選択肢が多いから

私たちは、”選択肢が増えれば増えるほど”決断を先延ばしするようになります。
ですから、選択肢は1つにできるなら1つにしましょう。

選択肢が1つであれば即決するのに、
2つになると比べる時間がかかり、3つになるとさらに比較が難しくなり、
4つになると・・・・。

人間が一度に記憶できる数が7±2と言われていますから、選択肢が9個を超えたら頭が真っ白になる人が大多数だと思います。
ところが、世間での告知をみていると選択肢が多すぎる。
それに気が付いていない人がたくさんいます。

今回は、集客や販売において選択肢は多くないほうが良いというお話です。

松竹梅や選択肢の提示との違い

選択肢は多くないほうが良いという話をすると、「松竹梅を作れとアドバイスされましたよね」と言われます。
他にも、「お客様に選択肢を提示しましょうと言いましたよね」と言われます。

はい、言いました。

松竹梅をつくって販売するのは、わかりやすい差をつけてお客様の選択を楽にするためです。
お客様に選択肢を提示するのは、お客様に自分で選んだと思わせて満足度を上げるためです。

選びやすくして楽に選択できるようにしてくので、これらは全て同じ意図で行われています。

お客様を選択で迷わせない

集客や販売において選択肢は少ないほうが良く、選択肢は1つにできるなら1つにしましょうというのは、
「他にお客様が悩まないといけない種類の選択」がある場合です。

例えば、遊びに行くとしたら、
水族館・観劇・映画・遊園地など選択肢がありすぎます。

行き先が決まっても、食事をするなら
イタリアン?和食?肉魚野菜?など悩みます。

近場で済ますのか遠くて良いのか。予算はどのくらいなのか。
その他、考えなければいけないことがたくさんあります。

子供がいれば、連れて行くのか行かないのかなど、さらに決めなければいけないことが増えます。
これら全ての選択肢を提示してしまったら、お客様は迷うばかりで決められません。

そのうち、遊びに行くことすら止めてしまうでしょう。

こういう時は、1つの選択肢にしぼって提示したほうがお客様は決めやすいのです。

言っていることが正解ではない

お客様は選択肢が多いほうが良いと口では言いますが、セミナー集客でさえ日時を複数提示するより
1回に集客させたほうが参加人数は多くなります。

そのくらい
お客様は選択肢が多くなると決断に時間がかかるようになり、
選択する種類が多くなると余計に迷って決断が遅くなります。

そうして、迷っているうちに「や~めた」と中止してしまうものなのです。
考えるのって結構面倒です。

ですので、選択の種類が多くなるものほど選択肢は1つにしましょう。

まとめ

色違いの同じ商品でさえ色の種類が無限にあったらお客様は選択に迷って買わないでしょう。
松竹梅の選択でさえ選択内容が単純比較できなかったら、買わないお客様を増やすだけです。

ですので、選択の種類が多くなるものは選択肢を1つにしましょう。
お客様を迷わせて良いことは1つもありません!

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