40年前に仕事をし出した私から見れば、女性のビジネス環境は良くなっていますが、
ビジネスの現場は、まだまだ男性の論理で成り立っています。
複数の研究が、
「女性では容姿の良さがマイナスに働き、美人は平均的な女性よりも損をしてしまうことがある」
としています。
今日は現実直視の、ちょっと悲しい話題です。
女性のビジネス環境は良くなったけど
会社にいればガラスの天井に阻まれ、育児休暇を取るのは女性であるというプレッシャーにあい、
子供を産んで欲しいという国からの余計な口出しはあるのに企業は休まず働けと要請します。
一番キャリア形成に重要な30代は、子供を作るか作らないかで悩み、結婚してみれば家事が増えただけという女性も多いようです。
でも、女性の社会進出は止まりません。
ダブルインカムでなければ現在の生活は維持できませんから、女性は働き続けようとします。
いったん職場を離れたら、パートや派遣でしか復帰できない日本のビジネス環境では、働き続けるしかないのです。
男性には頼れない
男性も結婚する意味がなくなってきています。
家事は外注できますし、結婚せずともSEXはできます。
生活ランクを落とすぐらいなら、結婚したくない男性も多いのは仕方ないです。
逆に、年収の低い男性は結婚したほうが良いはずですが・・
個室育ちで他人と暮らしたくないと思っている人も多く、結婚自体がしてみなければわからない丁半博打の部分もあり尻込みしてしまうようです。
つまり、女性も一人で暮らしていける能力を付けなければいけない時代になったのです。
そんな状況下、ビジネスの現場で女性が気を付けたい注意点をお伝えしましょう。
厳しい現実が研究で出ています
複数の研究が、
「女性では容姿の良さがマイナスに働き、美人は平均的な女性よりも損をしてしまうことがある」
としています。
ビジネスの現場では、外見が良いことは男性では有利に働くのですが、女性はそうではありません。
「女性的」であることは、
『少なからず消極的であり、堂々としておらず、意欲や決断力にかけ、セクシーすぎる』
と偏見を持たれてしまうのです。
1979年にコロンビア大学ビジネススクールのヘイルマンとサルワタリが行った調査では、
『外見の良さは女性が高給の事務職で雇用される場合には有利に働くが、管理職として雇用される場合には不利になる』
と報告されています。
またこれに続く近年の研究では、
『美しい女性はコミュニケーション能力が必要とされる職種では高く評価されるが、それ以外の場、例えば決断力を必要とし、強いプレッシャーが掛かっている中、高い指導力を発揮して難局を切り抜けていくといった場面では低評価となる』
ということが明らかになりました。
ヘイルマンとサルワタリは、
残念ながら、女性が組織のコアメンバーとして出世していくためには、できるだけ自分を『女性としての魅力に乏しく』『男性的に』見せかける必要がある
と述べています。
バストの大きさと能力に相関関係はないけど
プリンストン大学の有名な研究では、
『女性が肌を露出すればするほど、男性の共感性の領域と呼ばれる部位の活動が低くなり、いわば人間ではなくモノを見ているのと同じ状態になる』
という衝撃的な研究結果が明らかになっています。
その中でも、特にバストの大きさは頭の悪さと関係あるとみなされます。
1980年に発表されたクラインケとスタニスキーによる調査では、1枚の女性のプロフィールと写真を
バストサイズに関する記述だけが違う3種類(バストが小さい、中くらい、大きい)を用意したところ、
『バストサイズが大きい女性に対してだけ、知的・潜在的能力を低く評価する』
という現象が見られました。
同様の実験が2002年にも行われ、同じ結果が報告されています。
このことから、
女性は女性相手にビジネスをするか、
男性相手にビジネスをするなら、肌の露出を避け、バストを小さく見せ、男性と同じようにふるまったほうが
得だということがわかります。
海外では女性議員や女性の上司も多くなっていますので、日本も、そのうち追いついてくるとは思いますが、モノに見られるというデータまであるのはショックですね。
まとめ
40年前に仕事をし出した私から見れば、女性のビジネス環境は良くなっていますが、
ビジネスの現場は、まだまだ男性の論理で成り立っています。
悲しいですが「郷に入っては郷に従え」。
女性相手以外は、まだまだビジネススーツで活動するほうが良さそうですね。