黒字化してもお金がない
ある会社さんを黒字化して叱られました。
黒字にして叱られるというのは、どうしてだかわかりますか。
日本の決算書は、英語とかの決算書とちょっと違う癖があります。
日本は黒字倒産という言葉があるくらいで、
『黒字化してもお金がない』
『動かせる流動資産がない』というときがあります。
それなので急激に黒字化してしまうと、税金の支払いに困ってしまいます。
それで叱られました。
お金がなくても黒字決算となっている会社がある
200万ぐらいの赤字を数百万黒字にしただけですが、キャッシュフローはそんなに良くない会社だったので社長に怒られました。
でも私はマーケティングのコンサルタントなので「お金の話は知らないんですけど・・・」と思いました。
元々会計や経理をやっていたので、そこもお手伝いしてしまったのがどうも良くなかったようです。
黒字化して叱られる
そんな体験をしたので、日本はお金がなくても黒字という会社があるということを頭の隅にいれて置いていただきたくて、今回はこのネタにしました。
今日はちょっとマーケティングとは違う話でしたが、
『集客が上手くいくと、売上が増えて
会社にお金がなくても黒字決算になり、
税金の支払いをするお金がない』
という事態になることが時々あるので気をつけてくださいね。
借入金は日本では資産に計上されます。
在庫品も資産計上です。
キャッシュフロー会計になっていないので気を付けましょう。
黒字倒産を防ぐためには、
継続的に売上が上がる仕組みを作っておく
年間売上計画を立てて管理をする
腕の良い税理士を雇って月次決算をしていく
など、資金繰りを表にして資金管理を怠らないことです。
赤字でも経営が上手く行っている企業もある
なお、黒字倒産があるということは、逆に赤字決算でも経営は上手く行っている企業もあるということです。
自分が取引する企業を見分けるためにも、決算書が読めることは大切です。
まとめ
資金計画はしっかりしておきましょう。
借入金は日本では資産に計上されます。
在庫品も資産計上です。
キャッシュフロー会計にして、借入金は損金と考えないと健全な経営は難しいですよ。