3Bがないから良い広告
今回は、前回話した
3Bがないから良い広告
の理由を解説したします。
3Bがないから良い広告の理由
注目されない広告が
効果を発揮する条件の前に
誰が決定権者かということを考えてください。
広告の効果は、
誰が決定権者かということが
非常に重要です。
そのうえで、
1.広告を観る人の状況
2.広告を観る人の状態
3.広告を観る人の解釈
によっても違ってきます。
今回は、
「決定権者は誰か」と
「どんな状況で広告を観ているか」
その2つを考えていきましょう。
決定権者は通う子供とは違う
まず、夏期講習の申し込み決定者は
お母さんやお父さんだということです。
「子供が通うんだから・・」
などと甘いことを言っている人は、
自分が真面目な学生だったか、
親に反発していた過去を忘れた人です。
親からのプレッシャーがなければ
よほど真面目な学生以外は、
夏期講習なんか行きたくありません。
そこは大きな前提ですので、
しっかり心にとめておきましょう。
広告を観る人の状況
状況は、受験が数ヶ月後です。
受験生のいる家庭では、
何事も受験中心で
子供も親もピリピリしています。
夏期講習に行った方が良いことは、
親も子供も頭では理解しています。
でも、
不快指数の高い夏。
子供が一日中いるだけで、
母親の家事負担は増えるし、
真面目に勉強しない子供にイライラ。
そんな母親を見て、
父親も不機嫌。
子供も不機嫌。
そういうストーリーが
心に浮かびます。
だから、
「夏こそ真面目に勉強して欲しい」
これが両親の願い。
「両親を喜ばせたいが、
でも夏休みぐらい好きにさせて」
これが子供の願い。
この状況で6月に
の広告を観ていると想像してください。
時期も状況要因
さて6月はどういう時期でしょうか?
そうです。
GWの興奮も治まり
夏休みの計画を
真剣に考え出す時期です。
受験生がいる家族なら、
そろそろ夏休みをどうするか、
決断の時期です。
子供と両親の攻防戦が開始され、
7月までに夏の計画が決まります。
だいたい負けるのは子供です。
私も親が怖いのと自分の市の図書館が小さいので、隣の市の図書館に通っていましたもの。
顧客視点で広告を観る
受験生を持つ親になって
6月に
高い山は
のぼるなら
夏がいい
を目にしているとしたら、
あなたの心はどう動きますか?
それを感じ取ってください。
感じ取ることができれば、
広告を作るのが上手くなれますよ。
次回は、
注目されない広告が
効果を発揮する
2.広告を観る人の状態
3.広告を観る人の解釈
について書いていきます。
お楽しみに。
まとめ
決定権者と状況(時期含む)によって、
広告の効果は違う。