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風評被害に勝つ方法・風評被害を予防する方法

ビジネスをしていれば悪い噂は恐怖です。
事実がどうあれ「悪い噂」が立てば、お客様が離れて行ってしまう危険性はたいへん高くなります。

一部のクレーマーの
「あの会社は顧客をバカにしている」
「商品が良くない」
というレビューコメントに泣かされている経営者もいらっしゃるでしょう。
Amazonで物販をしていれば星の数は大問題です。

では、この悪い噂を発生させないようにするにはどうしたら良いのでしょうか?

日本でもあったメールによる銀行の倒産危機

たった1通のメールやコメントが大問題になることがあります。

2003年12月のことです。
20代の女性がが知人に「佐賀銀行が26日に倒産する」という事実無根のメールを送り、それがチェーンメール化しました。
噂が広がって取り付け騒ぎとなった佐賀銀行倒産メール事件。
バンコ・デルタ・アジア(マカオ)の倒産。
東亜銀行(香港)の取り付け騒ぎ。
ノーザン・ロック(イギリス)の資金繰り悪化により同じ商品を扱う日本の会社が廃業や、海外の過剰摂取による死亡記事で同じ商品を取り扱う日本企業が傾くなどという笑えない事例もあります。

風評被害を逆手にとって売上アップさせた知り合い

でも、このような逆風を逆手にとって売上をアップさせた知り合いがいます。

その社長は「逆の噂を悪い噂の発生個所に流す」という手法を取りました。
ここで気づいて欲しいのは「逆の噂」を発生させている点と「発生個所に流している」点です。

悪い噂に、違いますと反論するのではなく「そういう話は聞いてないよ」「でも、〇〇は安全なんだよ」という「噂」を「発生個所」流した点は素晴らしいです。

風評被害の予防方法

対処することも大事ですが、このような噂を流される前に予防できることが望ましいですよね。
その方法がいくつかありますので、ご紹介しましょう。

心理学の用語にあるハロー効果(後光効果・ハローエラー)を使います。

容姿の優れている人なら、きっと性格もいいに違いないと決めつけてしまうのが、わかりやすい例です。
口コミによってお店や商品の評価を決めるのも、ハロー効果の一種です。

「ハロー効果」という名前は、アメリカの心理学者であるエドワード・ソーンダイクという人が付けました。

ある人物や物事を評価するときに、それに大きな特徴があれば、その特徴に評価が引きずられてしまうという心理的効果です。

やることは4種類

このハロー効果を使って、

1.権威ある活動に参加する。
2.お客様の生の感想を集める。
3.都合の悪い話も公表する。
4.ボランティアをする。

をしておくと悪い噂が立ちにくくなります。

効果としては、

1. 国家機関や大学などの権威ある活動に参加して権威の保証があるから大丈夫と思ってもらう。
2. お客様の生の声で感想を集め、真実のみを伝える会社や人と思ってもらう
3. 自社に都合の悪い話も公表して誠実な対応をする会社や人と思ってもらう。
4. ボランティアや福祉活動によって優しい会社や人と思ってもらう。

があるからです。

また、もし悪い噂がたっても「まさか、あの会社がそんなことをするわけがない」という良いほうのバイアスがかかります。
このことにより、悪い噂の拡散に抑止力がかかっている間に「あれは噂です。事実は違います。安心してください」と伝える時間が取れます。

つまり、普段から良い噂を流して浸透させておくのが悪い噂を流されないコツです。

悪い噂を流したり消したりする会社もあります

この世には、ライバル会社の悪い噂を流すことを商売にしている会社があります。
その悪い噂を消すことを商売にしている会社もあります。

自分と同じ名前の議員が問題を起こし、悪い噂を消すことを商売にしている会社から、よく連絡をもらいました(苦笑)。

自分で自分の名前を検索することがなかったので、私をよく知るお客様からの連絡で知ったというちょっとマヌケな知り方をしてしまったのですが、普段の態度が功をそうしてあまり大ごとにならずに済みました。

まとめ

あなたも普段から良い噂が立つようにしておきましょうね。
なにせ風評被害は銀行でさえ倒産させかねない怖い敵ですから・・・。

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