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【動画】音楽療法にも男女差が出る。男女は同じ生き物じゃない。
音楽の聴きかたにも男女差がある
音楽療法ってありますよね。
あれを未熟児に効果があるからといってやった。
でも、面白いことに、女の子は10日ぐらい退院が早まるんだそうです。
でも男の子はあまり早まらない。
だから音楽療法で効果があるのは、女の子だけだったというデータがあります。
子守歌を聴かせて落ち着くのは女の子。
男の子はあまり子守歌を聴かせても落ち着かなかったりします。
子供を寝かしつけるのに、うち息子なので何をやったかって言うと、お母さんの心臓音と同じ音がするというぬいぐるみがあるんですよ。
あれを使ってました。
まあ心臓音っていうのは、お腹の中にいるときに聞く音なので、ここは男女でも同じような反応が出るんです。
でも、音楽と言ったときは、どうも新生児とか未熟児と言っても女の子と男の子で差が出ます。
もう新生児の段階から男女差はあるのですから。
出生率・乳児死亡率・脳の発達の順序にみる男女差
男女差が現れると言えば、出生率も男女差があります。
年次統計の出生時男女比から抜粋すると
女児100人に対して105人の男児が生まれる計算だ。データを細かく見ると、戦前よりも戦後の方が男児の比率が若干高い。以前なら死産となっていた男児が医療の進歩により、無事に育っていると考えられそうだ。
となっています。
乳児死亡率は男性のほうが高いという悲しい傾向があります。
詳しくは産婦人科周辺トピックスのスクラップブック・かずのつぶやきをお読みください。
その他、男の子と女の子は脳の発達の順序が違うので男女差はたくさんあります。
秘密は脳の発達の順序の違い!男の子と女の子の育て方はこうも違うにも書いていますが、
1:男の子のほうが発達が遅い
2:男の子のほうが数字に強い
3:女の子の方が聞く力が優れている
4:男の子は“動詞”を、女の子は“名詞”を描く
5:男の子の目はM細胞が多く、女の子の目はP細胞が多い
6:女の子は大人を喜ばせたい気持ちが強い
7:叱り方は男の子はしっかり、女の子は励ます
8:男の子は、ハッキリとした大きな声でないと集中できない
9:男の子は自己評価が高く、女の子は自己評価が低い
このように男女差があります。
男女差はあるのか?ないのか?
基本が何で、そこに周りの人がどういうかかわり合いをするということで、私たちたち性格ができたり差ができてるわけですから、そうなると生まれながらに男女は違う。
それに今は社会的に女の子だから男の子だからと言って、区別、差別?よくわかりませんけど、そういうものがあるわけですよ。
そうなったら大人になっても男女差がはっきり出ると思います。
また、「男性はこうあるべき」「女性はこうあるべき」というジェンダーバイアスは、他のバイアスと同じで当の本人は悪意もなく当然のこととして行動したり発言したりしています。
こういう無意識の行動や暗黙知の行動は、最初に「気づく」ところが一番難しく、気づいても違和感が起きますから、なかなか行動を修正できません。
男らしさ、女らしさ……「ジェンダーバイアス」は身近に潜んでいる
それに加えて、バイアスをなくそうとしても、バイアスのない行動というものがどんなものか知らないので、「なくせば良い」とばかりに真逆の行動を強制したりして、よけいに問題をこじらせてしまった例もあります。
間違えたジェンダーフリー教育の例
ジェンダーフリーとは「男女平等」を目指すものですが、男女差をなくすことと誤解されやすいことから「ジェンダー・イクォリティ」と呼ばれています。
でも、一般の日本人にはこのほうがイメージが湧きやすいのでジェンダーフリーと書いています。
・小学校6年生の修学旅行で男女混合で同じ部屋に泊まる
・国立市の小学校で運動会の騎馬戦は男女混合
・福岡県の県立高校で体育の時の着替えは男女同じ教室で着替える
こういったことは、性差に対する正しい認識ができていない例です。
これが男女平等にすることだと考えた方がいるのが悲しいですね。
当の子供たちの感情がまるで無視されているところに、正しい男女の尊重なんか育つはずがありません。
「自分がされて嫌なことは他人にしない」と習ってこなかったのかと不思議です。
真逆の政策で失敗した「ゆとり教育」
こういったことをされた子供たちが、その後どうなったかは書かれていないので知りませんが、「なくせば良い」とばかりの真逆の政策で失敗した例としてわかりやすいのが「ゆとり教育」でしょう。
「詰め込み教育」と言われる知識量偏重型の教育方針を是正し、思考力を鍛える学習に重きを置いた経験重視型の教育方針をもって、学習時間と内容を減らしてゆとりある学校を目指した「ゆとり教育」ですが、これによって、子供の塾通いが加熱して、子供の自由時間が減少しました。
また、実験、観察、調査、研究、発表、討論などが多く盛り込まれ、受け身の学習から能動的な学習、発信型の学習への転換が図られたのですが、実施方法に問題があったのか、かえって受け身体質を助長させた結果となったのはご存知の通りです。
子供の自主性に任して能動的に学習させるためには、大人が楽しく能動的に学ぶ世の中にするしかないのに、教育制度を変えて子供だけ変えようとしたのが大間違いな政策ですね。
この「ゆとり教育」と同じような結果にならないためにも、自分の中のバイアスに気づくところから始めましょう。
自分がどうしたいかも重要ですが、相手にそれを一方的に押しつけるのは止めるところから男女の共生も子供の幸せも作られるのですから。
まとめ
「男女差は生まれながらのものに社会的なものの関り合いでついてくる」ということを意識してもらいたいと思います。
社会的な関わりでついてくる男女差は、まず気が付くことから一歩一歩改善していきましょうね。