築地市場の豊洲移転
築地市場の豊洲移転について
 様々な問題が明るみに出ています。
8月30日には、ついに小池都知事が
 移転延期の方針を発表しました。
土壌汚染の問題が主に注目されていますが
 築地市場で昔から働く人々の間では
 様々な設備の問題が懸念されています。
市場を動かす現場の声

 築地市場では、ひっきりなしに大量の氷や水が流されます。
 それは魚の鮮度を保つため、常に氷を入れ替えているから。
 だから、築地市場の排水溝の深さが1mあるのです。
対して、豊洲の「仲卸売場棟」の排水溝は
 幅30cm未満で深さは7~19cm。
 ごく一般的な道路や店舗の調理場にあるようなサイズです。
浅い溝で水があふれ氷が詰まるようなことがあれば
 魚の鮮度や市場の衛生にとって大問題です。
また、荷卸しをするためのプラットフォームは
 バックで横並びにトレーラーを付けるような設計になっています。
 図面上、10tトラックが並ぶのは可能ですが
 隣接する車両との間はわずか1m、
 フォークリフト等で作業をするスペースが計算されていません。
 しかも、長距離輸送では
しかも、長距離輸送では
 5t以上の横開きウィング車が一般的です。
 横づけできないプラットフォームの設計には
 致命的な欠陥をあると言わざるを得ません。
現場を知らない人間が机上で作成した図面で、
 新しい作業場が作られ、
 使えないまま完成してしまう……
 こういった悲劇は、いたるところにあります。
実際に運用する現場の声に
 耳を傾けずにいると
 大きな損失を招いてしまいます。
理念や方向性を決めるのはTOPの仕事です。
 でも、現場が動かなければ売上はアップしません。
 作業をする現場の方の声も、
 ちゃんと聞いて会社運営をしましょう。
まとめ
理念や戦略はTOPが作って下に向かって浸透させましょう。
 作業については現場から意見を吸い上げ、
 作業効率を上げましょう。
 
 















