真剣に顧客のことを考えて
詳しく丁寧に説明しているのに、
なぜか反応が悪い。
時間をかけて資料を作り、
専門知識を分かりやすく伝えているつもりなのに、
お客様の表情が曇っていく。
そんな経験はありませんか?
実は、親切心から生まれる「丁寧な説明」こそが、
顧客を遠ざける原因になっているかもしれません。
工務店、住宅営業、IT関連、士業、教育業界など、
どの業界でも共通して見られる現象です。
なぜ真面目な営業ほど顧客に逃げられるのか?
その謎に迫ります。
目次
顧客が逃げる3つの心理的理由
お客様の脳がどのように情報を処理するかを理解すれば、
なぜ丁寧な説明が逆効果なのかが分かります。
専門家の善意が裏目に出る心理的メカニズムを解説します。
理由1:複雑すぎる情報への防御反応
専門家にとって当然の知識も、お客様には未知の世界。
人間の脳は複雑な情報に対して自動的に防御反応を示し、
「難しすぎて理解不能」と判断して聞くことを諦めてしまいます。
理由2:「今すぐ解決したい」vs「完璧な説明」
現代のお客様は即座の解決を求めているのに、
専門家は正確性を重視してあらゆる可能性を説明しようとします。
この時間軸のミスマッチが
「時間がかかりそう」「面倒くさそう」
という印象を与えます。
理由3:感情的決断を論理が阻害
お客様の購買決定は感情が先に働き、
その後で理性的な根拠を探します。
しかし専門家が論理的説明から入ると、
感情が動く前に批判や理由付けが働き、
「売り込まれている」
という警戒心を生んでしまいます。
顧客心理を知って激変した3つの成功事例
実際にお客様の感情と時間感覚を理解することで
劇的に変化した専門家の事例をご紹介します。
事例1:工務店経営者の場合
Before: 断熱材や工法の優位性を丁寧に説明。
After: 「冬でも裸足で過ごせる暖かさ」
「光熱費を気にせず過ごせる安心感」
など生活の質向上に焦点。
具体的な変化: 技術説明30分→生活イメージ提案10分に短縮。
結果: 成約率が38%→67%に向上(約1.8倍)
事例2:行政書士の場合
Before: 許認可手続きの詳細な説明資料を作成。
After: 「手続きが複雑で心配ですよね。
でも、私に任せれば大丈夫です」という共感から開始。
具体的な変化: 制度説明資料20ページ→不安解消トーク5分。
結果: 成約件数が月3件→月8件に増加(約2.7倍)
事例3:税理士の場合
Before: 節税制度の詳細を論理的に説明。
After: 節税で生まれる資金による
「事業展開の可能性」「実現できる夢」に焦点。
具体的な変化: 制度解説45分→未来ビジョン共有45分。
結果: 相談者の成約率が22%→58%に向上(約2.6倍)。
まとめ:あなたも今日から実践できる顧客心理営業
重要なポイントは3つだけです。
共感から始める:
商品説明の前に、まず相手の気持ちに寄り添う
結果をイメージさせる:
機能ではなく「それを使った後の理想的な状況」を伝える
情報は3つまで:
一度に伝える重要ポイントを厳選する
同じサービス内容でも、
伝え方を変えるだけで全く違う結果を生み出すことができます。
ついつい教えたがるので、
お互いに注意しましょうね。
【もっと詳しい改善策を知りたい方へ】
具体的な改善策は、
各事業者の状況や業界特性によって異なります。
自社の説明スタイルを客観的に分析し、
顧客目線での改善点を見つけることが重要です。
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【編集後記】
「説明すればするほど売れなくなる」
このパラドックスに多くの専門家が気づいていません。
顧客の立場になって考えれば答えは明らかです。
知らない専門用語を次々と聞かされて、ワクワクするでしょうか?
むしろ「難しそう」「面倒そう」と感じるはずです。
お客様が求める最高の営業とは、
複雑な問題をシンプルに解決してくれる、
信頼できるパートナーなのです。
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