日販や東販の流通を使って本は販売されています。
そのため、何もしないと出版後、6か月で回収され廃棄されてしまいます。
そうならないためにも、ポジションを取ってロングセラーを狙いましょう。
ポジションが取れてエッジが効いていると本が売れます。
今回も、マインドック鈴木と本を出版するSさんの会話形式で話が進みます。
日販・東販通したら半年で回収廃棄
私:そうです。
普通は半年経ったら日販さんが回収して廃棄処分になります。
Sさん:半年で、ですか?
私:そうです。半年で、ですよ。
Sさん:そんなに短期間にですか?
私:はい。
Sさん:えー、半年なのですか・・・。
私:でも、「売れ続けるよね」となったら廃棄しないで残ります。
実際に動いていますからね。
Sさん:そうなのですね。売れないと廃棄になってしまうのですね。
私:そうなのです。
だから私の出した本なんかも、本当にビジネスの経営者向けドンピシャの本だから
チラチラ売れ続けているのです。
Sさん:そうなのですか。
私:何もしないでも売れているのです。
だから、Amazon からも入荷しますと連絡が来ます。
Sさん:へー、そうなのですね。
私:つまり、廃棄されてないわけですよ。
そういう風なことも狙います。
Sさん:なるほど。
なんでそんなチラチラ売れるようになったのですか。
私:私の場合は、有隣堂さんが案外推してくれて、
見えるところに置いてくれていたりします。
あと、私もセミナーで「こういう本を出しています」と言いますし、
ホームページにも載せています。
Facebook なんかにも本の存在を載せていますよ。
Sさん:なるほど。
ポジションが取れると売れます
私:私は出版するときに、完璧にポジション取りを意識してタイトル決めています。
Sさん:ポジション取りですか?
私:はい。
あなたは気にしなくて大丈夫です、出す内容がポジション取る内容ですから。
出版する際は、ポジション取りという考え方があるのですよ。
結局、みんなが出しているのと同じ本を出したら大きいところに負けちゃいますから。
Sさん:なるほど。
私:はい。
ちょっとずらすという考え方ですね。隙間になっているところの本を出すのです。
Sさん:戦略家ですね。
私:はい、何もかも戦略です。コツコツやるのが嫌いなので。
「コツコツやらなくて何とかなりそうなものはないかしら」とよく考えます。
そうすると、ポジション取りはすごく良いのです。
あなたの本は、もう最初から内容がポジション取っていますし、
エッジも効いているので、そこは考えなくて良いです。
Sさん:なるほど。そうですか。
私:はい。
ポジション取れますけど、
ただエッジが効きすぎているから、それが吉と出るか凶と出るかですね。
その後の活動も、どんなところに呼ばれるかみたいなことが、あなたの本の内容はすごく限られていますからね。
Sさん:そうなのですよね。
だから、そう、吉と出るか凶と出るかわからないです。
まとめ
戦略で一番良い戦略は、戦わないで勝つことです。
ですので、ポジションを取っていくと考えた時、大きな敵と同じ場所で戦わないことが重要です。
そのため、本の内容も大切ですが、本のタイトルはもっと重要になります。
本のタイトルは、流行っているタイトルから、少しだけ横にずらすと、だいたいポジションが空いていますよ。
次回予告
次回は、これまでの7回分の内容をぎゅっとまとめてアップします。