あなたの会社が得意で
あなたやあなたの会社の従業員が好きなことで、
お客様が求めるものがあれば、
そこに事業としての勝機がたくさんあります。
経営をして行くうちで
この3つの中、欠けて良いのは
「好きなこと」だけです。
しかし、好きなことは
得意になる可能性が高いのと、
楽しむことでアイデアがわきやすく、
上手くいかない時の踏ん張りができるので、
私は「好きなこと」であることも
競合他社に勝つために大切だと考えています。
さて、事業としては、
得意×好き×お客様が欲しがる
で良いのですが、
内部の作業としては、そうはいきません。
得意でなく好きでなくても、
どうしてもしなければならない作業があります。
たとえば、
顧客名簿の整理が苦手で大嫌いとか、
会計帳簿をつけるのが苦痛でわかんないとか、
人によってはお客様の接待は身体がもたないとか、
私たちも人間ですから、
どうしても得意になれず、しかも嫌いということがあります。
でも、得意でなくても好きでなくても、
顧客名簿の整理はしたほうが事業にとって有益です。
会計帳簿つけておかないと税金を多く払う羽目になります。
お客様の接待だって、有効だから行われているのですから、
やったほうが売上はアップします。
そこで今日は、作業をどうするかというノウハウをご紹介します。
分類項目は3つだけ
分類は、
1.やるべきVSやらなくても大丈夫
2.得意VS不得意
3.好きVS嫌い
で行います。
なお、1.のやるべきVSやらなくても大丈夫は、
経営にとって、やるべきVSやらなくても大丈夫という基準です。
あなたの「やるべき」が経営にとって有益でなく売上に貢献しないなら除外ですよ。
よろしく。
パターン1:やるべきことが得意で好き
お客様のニーズがある場所だったら、
そこに集中しましょう。富の源泉です。
パターン2:やらなくても大丈夫なことが得意で好き
悲しいですが、仕事としては即刻中止です。
ついつい作業しちゃう領域ですから注意しましょうね。
パターン3:やるべきことが不得意で嫌い
外注を使いましょう。誰か雇いましょう。
内製化だけは避けてください。
パターン4:やらなくても大丈夫なことが不得意で嫌い
やらなくて大丈夫なことはやっていませんよね。
不得意で嫌いで良かったですね。
パターン5:やるべきことが不得意で好き
ついつい作業してる可能性が高い領域です。
他人に任せる勇気を持ちましょう。
得意になる努力ができる領域ですが、
得意になるまでは委託しましょうね
パターン6:やらなくて大丈夫なことが不得意で好き
ついつい作業してる可能性が高い領域です。
やっちゃダメですよ~。
パターン7:やるべきことが得意で嫌い
指導して社員にやらせるのが一番ですね。
ただし、社員はクオリティを求めるあなたにウンザリするかも(笑)
パターン8:やらなくても大丈夫なことが得意で嫌い
他人から評価されても全然嬉しくない領域ですね。
やらなくて大丈夫なんてラッキーな自分を褒めてください。
やるべきことに集中しましょうね
1.やるべきVSやらなくても大丈夫
2.得意VS不得意
3.好きVS嫌い
の分類。
時間がたってチェックすると
やらなくて大丈夫なのに好きなことに
時間を使っている自分に出会うことがあります(苦笑)。
人間だから仕方ないですが、
そこをコントロールできてこそ経営者です。
自由になりたくて独立起業する人がいるのに、
好きなことでは食べられず、
1年で6割の会社がつぶれる理由は
この『やらなくて大丈夫だけど好きなこと』を
手放せないメンタルにあります。
会社経営ってシビアです(^^;)。
優先順位をシビアに決めてドライに実行していくことが
経営者に求められる資質です。
ぜひ、年に数回は
1.やるべきVSやらなくても大丈夫
2.得意VS不得意
3.好きVS嫌い
でチェックして作業の見直ししてみてくださいね。
国内最大の製造技術・建設技術・ライフサイエンスのデータベースである
イプロスに何回も取材されているクライアントさんの一人、
日本ブロアーの金子一光社長がわかりやすい図表にしてくれました。
本当にわかりやすくなりました。
金子社長、ありがとうございました。
まとめ
経営はシビアです。
自分に厳しくしないと
潰れます(号泣)
スウェーデンで開発された体温上昇防止服など
電子機器技術で貢献する金子社長の会社:日本ブロアー株式会社
http://www.nipponblower.com/
金子社長の会社製品の取材記事が載る
国内最大の製造技術・建設技術・ライフサイエンスのデータベース、イプロス
http://www.ipros.jp/