マーケティングと販売はどんな違いがあるか。
きちんと理解していますか?
マーケティングと販売ではビジネスにおける役割が違います。
私は、ビジネスの基本原則という中で、
「『集客、それからお客様の教育または動機付け、それから販売、リピート』と、
この4つをやっていくのがビジネスです」と言っています。
マーケティングとセールスのそれぞれの役割
マーケティングは、集客と教育のところに特化しています。
セールスというのは、販売が強みです。
ということは、マーケティングは、馬を水辺に連れて行く役です。
お客様に商品の前まで来ていただく、これがマーケティングの役目です。
ですので、マーケティングの最初は露出と言われています。
目立たないとうまく行きません。
「私の池はここにあります」というやつです。
目立たないとダメです。
ですから、露出を多くするというのが最初になります。
「池がここにありますよ」とマーケティングをすれば、喉が渇いた馬が寄ってきます。
別段セールスができなくても、馬は水を飲むわけです。
『マーケティングがセールスを不要にする』と言われるのは、そのせいです。
馬を水辺に連れて行った後に馬に水を飲ませるのがセールスです。
「水ここにありますよ」とマーケティングで馬を集めても、馬が多すぎて「どこで水飲んだらいいんですか」と馬が悩んでいたら、
「はい、ここで飲めますよ」、「あなたはここの水を飲むべきです」というのがセールスです。
一緒くたにすると売れません
ビジネスには、
・お客を集めてくる。
・お客様の動機付けを強める。
というマーケティングがあって、その結果、セールスマンやセールスパーソンが
・販売することができる。
これをよく一緒くたに考えている人がいます。
営業マンが欲しいと言うので、よくよく聞くとマーケティングもセールスもやらせようとする。
こういう発想で、セールスパーソンを雇うと、すぐ離職されますのでご注意ください。
能力が低い人にはオーバーワークになりますし、能力が高い人は、独立か転職で辞めてしまいます。
リピートはどちらでやっても良いです
リピートというのは、1回お客様になった人に再度売ることです。
申し込み画面で定期購入への誘導をしたり、次回何パーセント引きとチラシを同封するなどの
マーケティングで行っても良いです。
セールスパーソンが電話をかけて、
「この間はお買い上げありがとうございます」
「使い心地はいかがですか」
「次はいつお買いになりますか」
とセールスしても良いです。
とにかく、マーケティングとセールスをうまく組み合わせると、ポンポンポンポンお金が入ってくる状況が作れます。
組み合わせれば1年で5億円の売上も
私の知り合いで、1年で5億の会社をつくったという女性社長がいます。
彼女は、従業員雇うのが楽しくてしょうがない状態です。
マーケティングで人を集めることができているので、セールスができる人を多くすると、それだけ売上がアップするからです。
人を入社させればさせるほど売上が上がる・利益が上がる。
そのようなビジネスを作っているから、毎年、従業員を増やしています。
それができるのは、マーケティングとセールスの役割を分けて考えられているからですよ。
まとめ
マーケティングと販売はそれぞれ役割が違うので上手く組み合わせることが大切です。
役割としては馬を水辺に連れて行くのがマーケティング。
馬に水を飲ませるが販売です。
こういう風に分けてやった方が効率よく売上を最大化することができますので、ぜひお試しください。