近頃、儲かるからと高額な広告手法を勧めるマーケッターも多くなりました。
彼らがその広告手法を勧めるのは、自分のためでしかありません。
約20年ビジネスをしてきたので、単一商品を売りたい人や、資金があまりない人にお薦めできる広告と、
最低限してチェックして欲しい、いくつかのチェック項目をお伝えします。
あなたはプロダクトローンチをご存知ですか?
プロダクトローンチとは、見込み客を一気に集め、そのお客様に商品の価値を説明して信頼をしてもらい一度に大量に販売するやり方です。
その結果、上手くいけば一度に大きな売上を立てることができます。
一気に見込み客を集めるので、広告を使って集客します。
しかし、このやり方は、単一商品を継続的に売っていくことに向いていません。
なぜならこの手法は、顧客にインパクトを与えて、勢いで買ってもらう手法であり、続けるほどお客様に飽きられてしまうからです。
そうなると、さらに費用をかけて幅広く広告を打ち出したりしていく必要があり、利益率はどんどん低くなります。
その結果、単一商品を販売し続けると、広告費が売上を上回ってしまうという事態に陥ります。
元から、初期費用も高額になりやすい手法ですので、私たちマーケッターの中でも、
「当たれば大儲け。当たらなければ大赤字」
と言っています。
資金が潤沢にある人にしか勧められない手法です。
一気に集めたお客様に商品の価値を説明する段階も必要ですから、作成物も多く、システムも単純ではありません。
この手間と時間がかかることも、ネックの一つです。
広告で集客だけを行う
このプロダクトローンチ、お客様は集まるので、上手くいっていると錯覚してしまいがちですが、売上に結びつかないことも多く、利益が上がらないまま破綻することもあります。
そうなると、よけいに単一商品を売りたい人や、資金があまりない人にお薦めできません。
顧客に対して、的確なアプローチができていれば、リピーター客が増えてビジネスは安定します。
自分がターゲットにするお客様を集めて教育をすることは、マーケティングにおいて必須です。
プロダクトローンチをして多大な広告費をかけなくても、さまざまな手法を使って集客をして教育していくこともできます。
プロダクトローンチは、「当たれば大儲け。当たらなければ大赤字」の手法ですから、
もし、この手法を使うなら、じっくり用意して開始することです。
それより、Facebook広告やLINE広告を使って、集客だけを行うことを、単一商品を売りたい人や、資金があまりない人に、私はお勧めします。
広告を使う時に最低限考えて欲しいチェック項目
広告を使う時は、
・自分の商品やサービスと、その広告手法が合っているのか?
・自分の顧客へのアプローチとして有効なのか?
・その広告で何を得たいのか?その広告で、それは可能なのか?
・広告の時期は適切なのか?
・運用時に時間の余裕は取れるのか?
(運用の実績確認やトラブル対応など)
・資金繰りは大丈夫なのか?
しっかり考えて使ってください。
まとめ
広告を正しく使いこなすには、顧客心理を考えて、広告の出向先や時期、メッセージを作ってください。
ただ言われたからと広告に頼ってはいけません。
ビジネスを始めた以上は、フリーランスであれ何であれ、あなたは経営者です。
経営者は、ビジネスの全責任を取らなければいけません。
何かを始める前に、「これで大丈夫なのか」チェックする癖をつけましょう。