初期費用(イニシャルコスト)を安くするのはビジネスの基本
ビジネスを始める時に受ける相談の多くは、「どこにオフィスを借りたら良いでしょうか」です。
この質問、いつも答えに困ります。
私の回答は「自宅で始めましょう」なのですが。
こう答えて満足してくれた人を見たことがありません。
初期費用(イニシャルコスト)を安くするのはビジネスの基本。
たとえ資本があっても、赤字でビジネスを回せば、あっという間に雪だるま式に負債が増え、資本は消えていきます。
だから、「自宅で始めましょう」です。
オフィスは借りるな!の理由
トラタヌ、トラタヌ、トラタヌ、タヌキ♪
たらったんたんタヌキが、トラタヌ、タヌタヌ~♪
これは、私が対費用効果のわからない出費をする時に歌う歌です。
たとえば、初めての業者にDM作成を依頼する時や、初めての集客方法にトライする時などに、自分の中の不安感を和らげるために歌います。一人で自嘲気味に歌って踊っています。
なぜなら、初めてのことは、すべて皮算用。
「上手くいく」という予測ができても、絶対にうまくいく保証はありません。
絶対は絶対にないのが現実です。
2001年に独立して、長くビジネスをしている私も不安です。
それなのに、初期費用をかけようとするから「オフィスは借りるな」と止めたくなるのです。
けっして、その人の才能や想いを否定しているわけではないのですが、そう受け取ってもらえません(泣)。
最初に費用をかけるべきは
たとえばネット通販なら、最初にかけるのは、ここまでで良いでしょう。
・ドメイン代
・ホームページを置くサーバー
・ホームページ作成費
・ホームページの更新ソフトか管理してくれる外注
・パソコン
・パソコン周辺機器
・インクやトナー
それ以外の業種でも、名刺ぐらいでしょうか。
もちろん初めてのことをするのだから勉強代も用意しましょう。
集客のための経費はかけるのが正解
なお、外してはいけないのが集客のための経費です。
とくに、ビジネスを開始したばかりの頃は、あなたが何をしている人か、誰も知りません。何を販売しているかも知りません。
あなたの会社の場所も、売っている商品の価格も誰も知りません。
ですから、露出して認知してもらうことから始めます。
認知してもらえたら買ってもらえるかもしれませんから、集客に費用をかけましょう。
売上アップの公式は、
集客人数×販売単価×販売頻度(リピート)=売上
ですから、
まず集客しないと売上が上がりません。
初期費用は固定費を抑えて、集客にお金を使うのが正解です。
広告も小さくテストマーケティングをすれば資金の流出が防げます。
初期に集客のための行動をしないなんて、座して死を待つようなものです。
集客に費用を使うためにも、初期費用は安く抑えるようにしてくださいね。
そうして、対費用効果の良い広告が見つかったら、資金を大量投入しましょう。
そうすると、あなたのビジネスが急速に大きくなりますよ。
まとめ
初期費用(イニシャルコスト)は安くして、集客のための経費に回しましょう。
もちろん初めてのことをするのだから勉強代も忘れずに。