日清のアンテナショップ
渋谷駅構内にあった、日清のアンテナショップ
どん兵衛専門店「どんばれ屋」が
2016年7月31日に閉店しました。
2010年に短期間限定の予定でオープンし
予想以上の来店客に応える形で期間延長して
5年9カ月もの間、親しまれてきました。
その「どんばれ屋」の閉店が
ネット上を騒がせる話題となりました。
きっかけはTwitter。
「店内のぞいたら店長の本音が漏れてた」という
一文を添えられた写真には、閉店後のどんばれ屋店内の写真。
やかん・日清どん兵衛と一緒に置かれた手書きのメッセージには
「お湯入れるだけでいいから楽だったのに……。ありがとうございました。」の文字が。
クスッと笑いを誘われるこの写真は
1日で1万回以上リツイートされました。
その後、この写真とメッセージは
様々なネットニュースやまとめサイトに掲載され
大きな話題となりました。
これぞ正しいステルスマーケティング
結果として、
・日清どん兵衛の商品名とパッケージ
・日清がカップ麺のアンテナショップを開いていたこと
・日清に対するユーモアのある明るい企業イメージ
などを、数えきれないほどの人に見せたことになります。
たった1日で、お金もかけずに。
店長か店員の置手紙のように見えますが
実はこれ、日清食品が設置したもの。
実に心憎いステルスマーケティングです。
SNSで話題になることも計算の上でしょう。
ステマというと、やらせ・サクラといった
よくないイメージを抱きがちですが
こんなステルスマーケティングなら
どんどん真似をしたいものです。
「マーケティングは、
自社や商品・サービスの良さを
広くお客様に知らしめるためのもの。
けっして、嘘をついて
お客様をだますためのものではない」
が持論の私としては、
嬉しい事例です。
これぞ、本当のステルスマーケティングですね。
まとめ
人を楽しませるセンスの良いステルスマーケティングを
見習って取り入れる。