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社員を守りながら会社を再生する方法

資生堂がアクセンチュアの提言に従い、
大規模な早期退職募集を実施したものの、
業績改善が見込めていません。

なぜ、大手コンサルの提言は機能しなかったのか?

その答えを語る前に、
まず過去の経験についてお話しさせてください。

「首切り」を経験したからこそ、二度とやりたくない

独立前、400名規模の企業再生を担当しました。

配置換え、部署の新設、組織の統廃合。

あらゆる手を尽くしましたが、
それでも数名に対して、
リストラ勧告をせざるを得ませんでした。

経営判断としては正しかったかもしれません。
しかし、その決断を下した夜、眠れませんでした。

「この人にも、家族がいる」
「明日から、どうやって生活するのだろう」

その時、心に誓いました。
「二度と、この痛みを経営者に味わわせたくない」

だから、独立後は
「首切りをゴールにしないコンサルティング」
を追求してきました。

大手コンサルが見落とす「経営者の孤独」

コンサルタントが嫌われる最大の理由は、
経営者とだけ話をして、
社員を「コスト」として切り捨てるからです。

しかし、経営者の本音はこうです。

「社員を守りたい。でも、どうすればいいかわからない」
「売上が落ちている。社員に協力してほしいが、どう説明すればいいのか」

この孤独を理解せず、
「人件費を削りましょう」という提案では、
経営者のモチベーションは冷え固まり、
会社の永続的な発展は困難になります。

そこで、行うのは、経営者と社員の「橋渡し」です。

リストラなしで業績改善した3つの事例

事例1:官公庁案件が80%減。でも、半年で新人が2,000万円売った

年商10億円規模の建設業G施工様は、
官公庁案件が8割減少し、
新人を戦力化する余裕もありませんでした。

実施したのは:

  • 5,000件の徹底リサーチで民間ニーズを確定
  • 顧客心理に基づく商品設計
  • 新人でも動ける工程管理の構築

結果、入社半年の新人が一人で2,000万円の売上を構築。
年間5,000万円ペースの売上が作れる仕組みが完成しました。

リストラは、ゼロです。

事例2:ボーナス増より「時短」。社員の本音で売上が増えた

紙卸問屋K社長は、
「売上が増えたらボーナスを上乗せする」と宣言しましたが、
社員の反応は冷たいものでした。

社員研修で本音を引き出すと、こう言いました。

「給料には不満がありません。
でも、毎日の早出残業が本当にきついんです」

社員が求めていたのは「お金」ではなく「時間」でした。

社員から提案されたのは、
「もう一台トラックを購入してほしい」というもの。
投資対効果を計算し、即座に購入を決定。

結果:

  • 早出残業が解消
  • 配達時間が短縮し、顧客満足度向上
  • 社員とお客様の会話時間が増え、注文増

社員、お客様、経営者の3者すべてが得をした「3方よし」の改善です。

リストラは、ゼロです。

事例3:社長が変わったら、社員が「ついていきます」と言い出した

3社を経営し、
年商3億円のM.S様からの相談は、
こうでした。

「妻とは喧嘩ばかり。従業員は辞めてばかり。どうしたら良いでしょうか」

実施したのは、
エグゼクティブコーチングです。

その後:

  • 妻との関係が良くなった
  • 従業員から「社長についていきます」と言われた
  • 退社する人がいなくなった

そして1年後、
年商は3億円から5億円になりました。

リストラは、ゼロです。

なぜ、「首切りゼロ」で業績改善ができるのか?

V字回復メソッドの本質は、3つの要素にあります。

  1. 顧客心理=社員心理の理解

大手コンサルが持ち込む「システム」には、
人間の心理への理解がありません。

長年習得してきたNLPをはじめとする心理スキルは、
顧客の本音、社員の本音を引き出す力となっています。

  1. 現場を知る工程管理

机上の論理ではなく、現場を観察し、
社員自身に改善策を考えさせます。

現場を一番よく知っているのは、社員です。

  1. 資金管理のエッセンス

トラック購入のように、
投資対効果を即座に計算し、
経営者が納得できる判断を支援します。

正直に申し上げます。100%ではありません

すべての企業を「首切りゼロ」で改善できるとは言いません。

現在の社会情勢では、
多くの企業が厳しい状況にあります。


消費税、インボイス制度、社会保険料の高騰、物価の値上がり。

業績改善だけなら、1年で成果を出せます。
しかし、社員数を維持しながらの改善となると、
2年の猶予が必要です。

もし、以下の条件に当てはまらない場合、「首切りゼロ」は困難です。

  • 2年間の猶予がある(赤字と経費に耐えられる内部留保)
  • 経営者に忍耐力がある
  • 社会情勢の変化に柔軟に対応できる

ただし、2年の猶予があるなら、
全力で「首切りゼロ」を目指します。

まとめ

今回ご紹介した「首切りゼロ」を目指すアプローチは、
私の経営者を幸せにしたいという思いです。

重要なポイントは3つ:
– 業績改善だけなら1年で可能
– 社員を守りながらの改善には2年の猶予が必要
– 経営者の孤独を一人で抱え込まない

実際に、このメソッドには
4つのブロック×4つの項目=計16のチェックポイントがあり、
顧客心理から工程管理、資金管理まで、
すべてを網羅した設計図になっています。

 

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