はじめに

好印象を与える4つの評価特性

・信頼できる。
・思いやりがある。
・謙虚である。
・有能である。

信頼されるには、「正直」で「頼りになる」の2つが必要です。

前回は信頼されるための行動指針について書きました。
信頼されるには、正直で頼りになる性格特性が必要です。

今回は、正直で頼りになるの2つのうちの「正直」と見られるための行動指針を書いていきます。

正直とみられる行動指針

「本音」と「建前」があるのが普通と考える日本人は、「正直でない人」と他者から受け取られる危険が高い傾向にあります。
だからこそ、正直と見られる行動指針が役立ちますので実行してみてくださいね。

事実だけでなく感情もオープンに話す

他人に何か伝える時に、自分の感情がどういう風に生まれたのかをオープンに話しましょう。

日本人は感性豊かですが、感情表現を抑える傾向が高いです。
しかしながら、事実だけを伝えられると冷たいというマイナス感情を持ちやすいですよね・・
ですから、感情も話すことはとても大切です。

自分自身が信じていることを話す

いつでも自分が信じていることを話す必要があります。

場の雰囲気に流されてしまうと、あなたは自分自身が信じていないことを話す人と認識されます。
自分が信じていないことを話す人は不誠実な人と認識されます。
ですから、八方美人はダメと心にとめましょう。

行動のための一貫したポリシーを持つ

行動のための価値観がはっきりしていることも大切です。

あの人はポリシーがあると認識されるには、自分の行動はこういう価値観で成り立っているというのがはっきりしていて、
それが常に言動に表れていることが必要です。

目的達成のために裏工作をしない

目的を達成するためにこれくらいのウソは許されるよねと考える人は多いです。
しかし、裏工作は基本許されないと思ってください。

根回しという日本の文化があります。海外でも根回しと同じようなことが行われたりもします。
しかし、自分の利益のために言っている事がコロコロ変わったり、あっちを持ち上げてこっち下げて
してばかりいては、正直とは見られません。

根回しはウィンウィンでなくてはなりません。

海外だとこの根回しの仕方によっては即正直じゃないと受け取られて、
相当のバッシングを受ける羽目になりますから、日本より注意が必要ですよ。

隠し事がバレた時に言い訳をしない

隠し事がバレた時に正当な理由があっても言い訳をしてはいけません。

私たちは、事実を曲げて口にしない限り隠し事をしていても正直だと考えます。
「だって理由があったんだ」「〇〇なんだ」「こうこう理由で隠した方がいいと思ったんだ」
こういう言動が通用すると、私たちは思います。

ところが、他人の言い訳や誤解されるような言動に対しては、厳しいジャッジをしてしまうのです。
後から出てくる真実は悪意があったととらえられてしまいます。

つまり、「いやいやあれは・・・」という言い訳は、他人目線では受け入れてもらえないものなのです。

まとめ

正直な人とみられたいなら、以下を心がけて行動しましょう。

・事実だけでなく感情もオープンに話す
・自分自身が信じていることを話す
・一貫した行動のためのポリシーを持つ
・目的達成のために裏工作をしない
・隠し事がバレた時に言い訳しない

逆の行動をしてしまうと「正直じゃない」という風に受け取られるということです。
ですので、「他人に適用するような厳しい基準を自分に使う」ということを意識しましょう。

では、次回は頼りになると受け取られるには・・・という内容を書きます。お楽しみに！