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間違った選択をする人たち
「その契約を一番欲しがっている人が最低条件の契約を手にする」このルールは、恋愛から結婚、友情など
プライベートからビジネスでの契約等まで人生の全てに適用されます。
人間は間違った選択をしやすいものです。
あなたはお腹が空いているときにお店で買い物をしていて、不必要なものまで買ったことはありませんか?
空腹だと何でも美味しそうに見えてついつい必要ないものまで買ってしまう。
そんな経験は誰にでもあるのではないでしょうか?
この無駄な買い物をしないために何をするかというアドバイスはたくさんあります。
一番多いのは、『買い物リストを作り、それ以外を買わない』というものですが、そんなことを決めたところで
お腹が空いていては何の役にも立ちません。
今日は、このような無駄な買い物や最低条件の契約をしてしまう原因と、それを回避する方法についてお話します。
間違った選択の原因は『欲しい』気持ち
空腹だと何でも美味しそうに見えてついつい必要のないものまで買ってしまう。
同じように何か欲しいものがあってセールスマンから売り込まれたとき、その商品が欲しければ欲しいほどあなたは余分な物まで買ってしまうでしょう。
少しくらい条件が悪くても『欲しいものだから』と買ってしまうでしょう。
こういった事は誰にでも起こります。このような行動は、焦りと不安によって起きています。
『欲しい』気持ちの奥にある焦りと不安と恐怖
今以上の契約は現れないかもしれない、今以上の相手は現れないかもしれない。
そのように考えているとあなたの中の焦りと不安が、あなたに間違った選択をさせてしまいます。
空腹も、物が食べられないことが多かった歴史がインプットされている人類にとって不安を掻き立てるので、
餓死しないために食べ物を買いこむという行動を誘発するのです。
この焦りと不安の根底には恐怖があります。
なぜ問題解決がいちばん集客しやすいのか
普通は語られませんが、私たち事業者はお客様の問題解決こそがいちばん集客しやすく売上を作りやすいと考えています。
その理由はそこに恐怖があるからです。
恐怖があると、重要な決断であればあるほど客観性を保つ事は難しくなり判断力も低下します。
ですので、恐怖は最大の行動動機になります。
「自分はそれが欲しい」と言う思いが強ければ強いほど手に入らないと言うのは恐怖になります。
恐怖を真っ正面から見て原因を探る
こんな時はどうしたら良いかというと、『どうして恐怖なのか』ということを冷静になって探ってください。
自分の恐怖に打ち勝ついちばん良い方法は、その恐怖を真っ正面から見て原因を探ることです。
あなたは、欲しい物が手に入らなかった場合、何が起きると考えているのでしょうか?
例えば、「この商品を買わなかったらカッコ悪い」と考えていた場合、カッコ悪いことで何が起きるのか?を考えるのです。
恋人にフラれる? 友達に笑われる? など、「自分が何を恐れているのか」冷静に考えてみてください。
ここまで考えて、「な~んだ」と恐怖感が消えたら、それでOKです。
間違った選択をしないためのアドバイス
では、もし恐怖感が消えなかったら、どうしたら良いのでしょうか?
私がこれまで多くの人にアドバイスした簡単な方法をお伝えします。
それは3つの状況を考えるだけです。
その恐怖が実現した場合
- 最悪な状況は何でしょう
- 普通な状況は何でしょう
- 予想に反して良い状況は何でしょう
例えば、
- 最悪は、恋人にフラれて友達に笑われてネットにさらされて一生恋人も友人もできない。
- 恋人にフラれて友達に笑われる。または、何もない。
- 誰にも気づかれず、もっと良い恋人と出会って幸せになる。
このように考えます。
上手く行きそうな時も3パターンを考えましょう
この方法は、うまく行きそうな場合にも、
- 一番最善の結果は何でしょう
- 普通の結果は何でしょう
- 良くない結果は何でしょう
と考えます。
重要な決断こそ客観性が大切
恐怖があると、重要な決断であればあるほど客観性を保つ事は難しくなり判断力も低下します。
私は、人間の行動は「状態+解釈の快楽か不快かで決まる」と考えています。
この快楽と不快は、快楽と痛みとか、快楽と恐怖などと表現されます。
快楽は手に入れようとしますし、不快からは逃げようとします。
そうして私たちは不快から逃げるほうを優先して行動します。
ですから、恐怖は「最大の行動動機」になります。
だからこそ、恐怖に真っ正面から見つめる必要があるのです。
まとめ
恐怖に踊らされるといちばん条件の悪い契約をしてしまうものです。
幸せな人生を送るためにも、焦りと不安が出てきたら恐怖の原因を特定して、以下の3つを考えてみてくださいね。
その恐怖が実現した場合
- 最悪な状況は何でしょう
- 普通な状況は何でしょう
- 予想に反して良い状況は何でしょう
ぜひ落ち着いて3つを考えてみてください。
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