リンガーハットが24億円ものマイナスを計上をV字回復させた要因は、
女性客の集客に成功した女性客マーケティングにあります。
吉野家やマクドナルドは女性客向けの商品を提供したのに失敗しました。
しかし、リンガーハットは成功。
その差はどこから生まれたのか? 考えてみました。
集客に悩むのは女性客攻略ができていないから
ビジネスをするとき、女性の心を掴まないと上手くいかないということをあなたはご存知でしょうか?
近代マーケティングの父と呼ばれるフィリップ・コトラー博士が推薦する
『フィメールファクターCEO、ブリジットブレナン』女史著書によると
集客に悩むのも、
売上不足に悩むのも、
クレームを受けるのも、
全ては女性客の攻略ができていないことが原因だとしています。
そんなことを示す事例が日本国内で起きました。
リンガーハットのマイナス売上と復活
あなたは、リンガーハットをご存じですよね。
長崎ちゃんぽんで唯一全国に展開したチェーン店です。
リンガーハットは、外食産業の低価格競争が激化していた時期に、その波に巻き込まれたことで、人件費を削減しました。
それがサービスの低下を招き、最終的にはブランド力を低下させてしまいます。
そして、2009年に過去最大の赤字となる24億円ものマイナスを計上したのです。
その年に大きく方向を転換したリンガーハットは
2016年2月期に売上高を前年比から3.5%増加の395億円、
営業利益に至っては15.9%増の26億円となり、
過去最高の売上高を今も更新しているのです。
その復活要因は女性客の心をつかむ商品開発とマーケティングです。
女性の味覚を意識した野菜メニュー
国産野菜100%を売りにした『野菜たっぷりちゃんぽん』を看板に大きく打ち出したのです。
このメニューは国産野菜を7種類使用し、480gもの量の野菜を惜しげもなく使用しています。
そして柚子胡椒ドレッシングをかけて食べるというあっさりした味覚を好む女性客を意識して提供したのです。
このメニューは野菜をたくさん食べられるという事で、女性を中心に人気が出ました。
さらには、カロリーを気にする女性にむけて2015年に麺抜きのメニューも販売しました。
それが健康志向の波に乗ってさらに躍進を続けています。
またこの商品を、わざわざ女性向け商品としなかったことも、リンガーハットのマーケティングの上手さです。
国産野菜480gが摂取できることは、女性の需要のほうが際立つとしても、男女共に需要があります。
女性が食べれば口コミで男女関係なく広まることになりますからね。
男性は良い情報を自分や自分と深い関係のある人にしか話しませんが、女性は関係のない人にでも話します。
よって女性を味方にすると口コミが発生し、あなたの市場はとても大きく成長します。
ビジネスにおいて、女性の心を掴むというのは非常に大切なことです。
まとめ
あなたのビジネスでは、女性を味方にすることができていますか?
女性を味方に出来ていないビジネスに先はありません。
今すぐ女性を味方につけるため、行動を起こしましょう。