自社の売上アップの機会と利益アップの機会を逃した会社があります。
その原因は、固定概念にとらわれ本質を見られない思考です。
あなたもビジネスを大きくしたいなら、ぜひ物事の本質を見るようにしてみてください。
あらゆる局面で成果を上げ続けた女性
それは、ある外国人女性をコンサルタントとして老舗会社に送り込んだ時に起きました。
その女性は語学も堪能で何ヶ国語もの言語を話し、世界有数の大学を首席で卒業した経歴から、自身の望む一流の企業に就職しました。
そして会社でも才能を発揮し、次々と成果を出していきました。
会社としてもこの女性をエースとして扱い、大事な場面にはこの女性を起用してあらゆる局面で成果を上げ続けました。
老舗日本企業で起きたトラブル
この女性が日本の一流企業を担当することになった時、トラブルが起きました。
老舗であるこの企業は、役員など幹部が昔ながらの日本企業の典型で、
「なんで日本人じゃないんだ。うちの会社を馬鹿にしているのか」と騒いだのです。
そこでこの女性の会社では、「うちで一番優秀な人材です」と実績も含め伝えました。
しかし意見は変わりませんでした。
企業はこの優秀な女性を排除し、担当を変えさせたのです。
かなり考えが遅れている排除理由
皆さんはどう感じますか?
世の中がグローバル化している今、日本人じゃないという排除理由を言い出す幹部は、かなり考えが遅れていると感じさせるお話でした。
男女平等ランキング149か国中110位という日本ですから、女性に相談するのはプライドが許さなかったのではないかと勘ぐってしまいます。
実際にその女性が担当していたら、その会社の利益はもっと上がっていたかもしれません。
彼女のこれまでの実績から考えれば、日本人が担当するより良い結果になる確率は高かったでしょう。
女性の購買への影響力は8割を超えていますから、女性が担当したほうが良い施策が出来上がったかもしれません。
その機会を逃す発言をした幹部の意識を疑います。
まとめ
今回の例は人間をテーマにしたものでしたが、すべての事に共通していると思います。
人間にしても会社にしても、固定概念にとらわれ本質を見られないようになってしまったら改善するためのきっかけを見逃します。
あなたも是非、物事の本質を見るようにしてみてください。