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脳科学で潜在意識を可視化する

ヒトの潜在意識を可視化する

今やAI技術が進歩してきたことにより、マーケティングにおいてもAIが導入されつつありますが、それ以外にも脳科学を応用したマーケティングも誕生しています。

脳科学と言うと、どこか難しいイメージを持ちますが、ここで言う脳科学を応用したマーケティングとは、本来人間が脳の中で直感的に感じている信号を我々の見える形で可視化することを言います。

ちなみに、「脳トレ」で有名な川島教授がCTO(最高技術責任者)として率いる企業で脳科学マーケティングが研究されています。
実はかなり画期的な研究であり、これまでは医療分野で活用されることがメインであった脳血流計測器を小型化し、産業用に活用していこうという取り組みが行われています。
つまり、将来的には血圧を測るような感覚で脳血流が測定できるような時代が来るということです。

これにより、ヘルスケアのソリューションだけでなく、座り心地や疲労感など言葉では表現できないものまで評価することが可能となります。
これらの感性までも定量評価(数字では表すことができないものの評価)できるため、今後マーケティング分野での活用が期待されているという訳です。

商品企画で効果発揮

脳血流を測定し感性を評価することが可能なため、商品企画でも効果が期待されています。

たとえばですが、バンダイの発売している乳児向け商品に「ベビラボ・ブロックラボシリーズ」がありますが、これは赤ちゃんの脳血流を測定することで開発された画期的な商品です。

この商品は、発売してからわずか数年で年間売上が数十億にまで到達したモンスター級の大人気商品となっています。

赤ちゃんは生まれてから日ごとに驚異的なスピードで成長しており、脳神経細胞も同じように成長していきます。

生後半年で人の表情を認知するようになり、いないいないばあで笑うのは認知できているという証拠です。
いないいないばあで面白い実験があり、「有名キャラクター」と「知らない人」でいないいないばあの赤ちゃんの反応を比較したところ、「有名キャラクター」のほうが脳血流の変化が大きいことが分かりました。

このように、言葉にできない感情や感性を数字化できるため、潜在的にどちらが良いのかを調査することが可能です。

今後も商品開発での脳血流計測から目が離せません。

広告・宣伝の改善が期待

脳血流測定では、人の感性まで数値化できるため、広告・宣伝分野でも効果が期待されています。

たとえば、ふたつの広告案を用意して、それを脳活動で評価することにより、どちらの広告のほうが効果的であるのかを数値化します。
こうすることで、より効果の出る広告を世に打ち出すことができ、広告費をかける以上、コストパフォーマンスにも効果を発揮できます。
街中のチラシ・ポスター・看板など、あらゆる広告の効果測定を可能にし、あらゆるデータを可視化します。

また、これらの効果測定はチラシやポスターだけではなく、ホームページのLPなどでも同じように測定することが可能です。
脳活動が高いトップページのファーストビューのほうが、人の脳裏に残りやすく、コンバージョン率にも影響を及ぼします。

人の脳は世界共通であるため、今後この分野でもさらなる活躍が期待されます。

まとめ

脳血流を測定するということは、人が潜在的に脳の中でどのように感じているのかを数値化し、分かりやすいように可視化できる点が魅力です。
はっきりとは言葉にしにくい感性や感情といった部分にまで測定が及ぶため、今後マーケティングのみならず、多方面で活躍すること間違いないでしょう。

この記事で、あなたが脳科学に興味を持ってくれたら嬉しいです。

AIより、正確な感覚や感性の動きがわかる脳科学。
これから注目しておいてくださいね。

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