物を売るな!買う意味を売れ!買う理由を売れ! 日テレ『家売るオンナ』に見る顧客の落とし方

『家売るオンナ』観ましたか?

2016年、東京オリンピックを4年後に控えで、熾烈な住宅販売競争が繰り広げられる中、北川景子は扮する不愛想な美人である三軒家万智チーフが「私に売れない家はない」と住宅を売って売って売りまくるドラマが『家売るオンナ』です。

この三軒家チーフ、殺人事件があった大豪邸に一人で住み、勝手にドアが開いたり電気が着いても気にしない性格という設定です。
実際に、こんな性格であったら、家は売れないと思うのですが、そこはドラマのご愛嬌です。

とにかく、人が物を買う心理を上手く突いたトークが毎回炸裂します。

日テレ 家売るオンナ 紹介ページ

過去に観ていない方は、絶対観ましょう。できれば何話か続けてみましょう。
そうして、三軒家チーフの顧客の落とし方を学んでください!

三軒家チーフは何を売っているか

第5話では、まるで違う生き方の違う2人に同時に家を売りました。

第7話では、イモトアヤコさん扮する白洲美加が立てこもる自宅を取り壊して更地にして売りました。

第9話では、家族全員が口に出さない問題を使って2世帯住宅を売りました。

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事前リサーチも完璧な三軒家チーフですが、それ以上に販売ストーリーの作り方、比喩の使い方が秀逸です。

第2話は、

60代の城ヶ崎夫婦の住み替えを担当した庭野(工藤阿須加)。査定のため家を訪ねると、無人のはずの2階から物音がしたり、開かずの間があったりと不審な点が…。一方、万智(北川景子)はダメ社員・美加(イモトアヤコ)への接し方で屋代(仲村トオル)と対立。さらに城ヶ崎家を訪れた万智は、夫妻に本当に2人暮らしかと迫り、突然「火事だ!」と暴れる。騒ぎの中、2階から降りてきたのはなんと中年のひきこもり息子で…!!

第5話は、

庭野(工藤阿須加)は勝気な独身フリージャーナリスト日向詩文(ともさかりえ)を担当。万智(北川景子)は地味な独身OL草壁歩子(山田真歩)を担当する。庭野は万智そっくりの強気な詩文に振り回され家探しが難航。ようやく気に入った部屋は万智の客・歩子が契約しようとしていた部屋だった。しかも2人は同じ会社に勤めている犬猿の仲。タイプの違う独身女が同じ部屋を巡って対立する!さらに庭野が万智の客を横取りして…

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毎回、無表情な三軒家チーフが人の心理を動かして住宅を売る姿は痛快です。

人間は、意味を求めずにいられない動物です。

三軒家チーフは、お客様が家を買う意味を毎回しっかり語っています。
だから、「私に売れない家はない」のです。

なぜ家は売れ続けるのか

国土交通省8月31日の発表によると、2016年の7月の新設住宅着工戸数は8万5208戸(前年同月比8.9%増)、中でも持家は6ヵ月連続増加と堅調です。

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どんなに人口が減っても世帯数が減っても、衣食住の産業は衰退しません。

衣食は生命維持の根幹ですから、なくならないのは納得できても家は貸家でも良いのではないかという人もいます。しかし、家は売れます。

それは、自宅を購入するということが、自分の能力の証明や家族の結束や安心・安全の象徴であったりするからです。
この象徴としての意味がなくならない限り、自宅を購入する人は後を絶たないでしょう。

なにかしらの意味や理由を求めるのが人間

なぜ都会が若者を惹きつけるのか?
なぜピラミッドは作られたのか?
なぜ人は結婚するのか?

全ての行動は、何かしらの意味があります。全ての行動には、なにかしらの理由付けがあります。
人は明確な言語として行動する意味や理由を語ることはなくても、それを求めてしまうのです。

三軒家チーフはお客様に「この家を買う意味や買わなければいけない理由」をみつけて、それを語ります。
だから「私に売れない家はない」のです。

まずは、『家売るオンナ』を観てください。
「つべこべ言わずに、GO!」ですよ。

まとめ

商品を売らないで、買う意味を売りましょう。買う理由を売りましょう。

P.S.:『家売るオンナ』終わっちゃいましたね。
  庭野君を応援していた私としては、最後の展開に苦笑しかないです。
  あれじゃ三軒家チーフはゲットできません。「甘ったれるんじゃい!」 ホント。


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